7月26日、大会前最後の全員集合。

2011年1月9日 § コメントする

この日は当日の連絡と少しのクイズ演習をして終了。

 

クイ中の3人は当日着るアロハシャツを求めて桑名市内国道1号線沿いへ向かう。

そして、その道中でそれはそれは起きた。

クイ研所長清水、クイ中の禁断症状が出てクイズのことばかり考えていたら、注意散漫になり用水路に落ちかかる

 

「いくらクイ中やからって、気をつけないかんぞかっちゃん」

と、押金。

 
7月26日、前日の雨もやんで晴れ。前途に一抹の不安を抱きつつも、本戦は4日後。

 

あとは当日を待つだけである

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7月18日、のぼり製作、いい日旅立。中部大会

2011年1月9日 § コメントする

なにか、目立つもの。

勝ち負けは別にして、高校生クイズに出場する場合まず必要なものである。

TV局が主催しているイベントに、わざわざ一日割いて出かけるのだから、目立ってうつしてもらわなければそれこそ損というものだろう。

そんなことから川越クイ研は、のぼりを製作することになった。

必要なものは棒と布、そして絵の具である。

「諸岡さんらは、布何色って言ってたん、かっちゃん?」

「赤って言っとったで。白の絵の具で字書くんやってさ」

清水と古賀は材料調達の担当となり、とりあえず棒をどこで 手に入れるかを考えながら道を歩いていた。

「表は川越クイ 研やろ、裏はなんて書くんやろなあ、かっちゃん知っとるかい?」

「知らんなあ。どんなんがいい?」

「そやねー、個人的には<そんなあなたもクイ中>がええなあ。」

「どうやろ、それはうちらの合い言葉やでなー」

クイ中とはクイズ中毒の略で、主な症状としては、クイズをやりたくてやりたくて仕方なくなるクイズ依存が挙げられる。

押金チーム三人の、クイズへの一見異常(本人達にとってはいたって正常)な程の情熱から誰からともなく言い出した言葉である。

本人達もクイ中との言葉を勲章として受け取っている。

「それにしても 棒どうしよかー。僕としては、あの携帯ショップの旗の奴なんか最高なんやけどなあ。棒だけもらえんかなあ、優香はいらんで。新しいのはおたくで買うからさー、とか言ってさ」

と、清水。

「珍しい客やな。店は浜崎や優香が盗られんように頑張っとんのに、優香はいらんので棒下さいってか。」

と、古賀。

と、そのとき、二人の眼に赤い布を付けて倒れている、話題の渦中の棒を発見。思うトコロは一つらしく、今なにかと話題の17歳とおぼしき二人組があたりを気にしつつ座りこんで何やらする光景が認められる。

「捨てられたも同然やしね。」

「そーそー、僕らがこれからの余生を有効的に使ってやるんやでね。」

こうして、桑名市内某所の携帯ショップから棒一本が持ち去られ有効的な余生をおくることとなる。

「大丈夫か、かっちゃん!?」

棒を確保した清水と古賀が布を求めて学校の近くにある手芸センタートーカイに向かって車の多い道を行く途中でそれは起きた。

クイ研所長清水、棒を自らの自転車に引っかけ転倒、出血。

「ん、大丈夫。いやあ、最近自転車あかんわ。こないだもさっきの交差点で危険 な目に遭ったでねえ」

「気いつけなあかんて」

それ以外事故という事故に遭うことなく二人はトーカイへ着き、赤い 布と二人の発案で布用の白い防水アクリル絵の具を購入。

もちろん、ここではきちんと代金を払い後ろめたい思いをすることなく・・・。
押金がクイ研メンバー伊藤愛恵、通称よっちゃんの家に到着したときには既にのぼり作りは始まっていた。

「おっしー、部活終わったん?」と、押金に尋ねたのはクイ研秘書、脇谷幸枝。

押金が右手を見ると畳の上で寝ている清水。 左手では理事長、諸岡麻由子が赤い布に字を下書きし、それに従いよっちゃんこと伊藤愛恵、よしめぐこと吉田めぐみ、あずこと伊藤安澄、そして古賀が色塗りに励んでいた。

表が完成して、「裏はなんて書く?」と理事長。

「そんなあなたもクイ中」と古賀。

「それはクイ中の3人だけや ろ。そや!古賀ちゃんの<いい日旅立ち>にしよ!」ということで、理事長の発案をもとに布のスペースなどもあって [いい日旅立]という言葉に決定した。

そもそも、この言葉はクイ中3号古賀がクイ研の皆を驚愕させた(間違いでなく正解だったことに対して。本人にとっては特別なことではなかったらしいが)昭和に関する問題(筆頭としては『東京ヴギウギや買い物ヴギウギを歌ったのは?A.笠置シヅ子』などが挙げられる)の一つである『国鉄のCMソングとして、山口百恵が歌った曲は?A.いい日旅立ち』から生まれ たものである。

古賀はそれ以来当分の間「いい日」とか、「いいい日笠置」と呼ばれていた。
「うまくできたねー」とよっちゃん。

「下書きがいいから」と理事長。「さすが」と幸枝さん。赤地に白い文字で[川越クイ研]、そして[いい日旅立]と書かれたのぼりが完成する。

7月18日、晴れのぼりも完成し、近づいた大会がより一層現実感を帯びる。それでもまだ先の話。

こののぼりが吉と出るか凶と出るかがはっきりするのはもう少しあとの話である。

プロローグ  7月10日、晴れ、真夏日。中部大会

2000年8月16日 § コメントする

「よっしゃ!ぶっかけるぞ!!」

デパートの屋上で水しぶきが散る。

7月10日、川越高校芸術鑑賞の日。松坂屋屋上には夕方から始まる、留学する友人の送別会に備えての リハーサルの為に川越高校クイズ研究所のメンバーの一部が集まっていた。

そこで押金が遊具となった消火栓を見つけ、清水と二人で的当てに興じていたのだ。「白揚に本でも見に行こか」余興のリハも終わり、清水が押金につぶやいた。

(・・トム=クランシー、買おかなあ、・・いや、少し待てば図書室に入らんとも限らんし・・。)

古賀は文庫の棚の前で考えていた。

(・・悩ます本しかここにはないんか?こう、パッ!と買いたくなるようなのはないんかねー?まー、いいや。新光堂行ってみよ)

さんざん粘って結局買わない方を選んだ古賀は白揚のドアを開け、一時間ぶりに外のぬるい空気を吸う。

「古賀ちゃんやんか!」

「おっしー、カ チャンも!どうしたん?」

声の主を見ると、クイズのチームメイトの二人がそろっている。

「いや、白揚に本でも、 と思って。いやー、こんなとこで会うとはねえ」と、清水。

「チームの絆やな」と、押金。

結局古賀は一分で本 の香り漂う店内へ逆戻りする。

「なーなー、今日さー、夢 に優勝の文字をみたんやわ」

古賀は信じられんやろ、といった表情で二人に語る。

「ん、そりゃあ正夢にせなあかなあ、かっちゃん?」

「そやなー、勝ちたいなー。ところで古賀ちゃん、時間大丈夫?」

「大丈夫でしょ。あと30分くらいあるで。新光堂でも行ってみる?」

「いいね」

7月10日、晴れ、真夏日。高校生クイズはまだ遠い先の話。彼らにとって当面の問題は、どうやって狂言を眠ることなく乗り切るか、そして、余興のドッキリがうまくいくかどうかであった。

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