第一問、赤い炎、青い光、そして雨。

2011年1月10日 § コメントする

下唇を噛み、「ファ!!」そして、「イヤーン!!」

 

ステージから飛び出した、意外に背の高い福澤朗アナの指揮の下、会場全体で「ファイヤー!!」の練習。

 

突き出す拳は右腕、親指は・・・、別に指の中に入れようと外に出そうとどちらでもいいらしい。

一応、川越クイ研としては中に入れる方がオフィシャルとなった。

 
そして、会場全体から発せられたファイヤー三唱の後、時は来た。

 

運命の第一問。

 

これで間違えれば失格。せっかくカメラに注目されても恐らくカット。

一同緊張の面もちのなか、ついに第一問が発表された。

 

『岐阜県出身のマラソン選手で、オリンピックでメダルが期待されている高橋尚子選手。さて、その高橋選手が今年 オリンピックが開かれるシドニーで行われた44年前の男子のマラソンの大会で自己ベストで走れば金メダルがとれる?』

 
「しまった、オリンピックか!?」

 

ちょうどその日であった土用の丑や、愛知万博に関する問題を予想していたクイ研所長はうなった。

 

「44年前、男子・・・」とよしめぐ、「男子も女子もいまはそんなに記録変わらんでなー」と古賀。

 

「そやな。それに、今と昔じゃ靴が違うもんな」と賛同する杉山。

 

「岐阜高ののぼりは二本とも動かないか」と、辺りを見回す清水。

 

「ここでNOっていうとオリンピック近いし高橋に失礼やで、こんな問題出さんと思う」

 

と、古賀は言うが、その表情に確信は見あたらない。

 

押金も、「俺もYESやと思う」そして、清水が意見をまとめる。

「僕もYESやと思う。みんなそれでええ?」頷く 一同。川越クイ研はその場から動かず、そしてタイムアップ。

 

会場の全員が福澤アナに注目する。

 

 

「諸君の目の前に ある、この意味ありげな聖火台・・・。ここから青が出れば正解はYES、赤が出れば正解はNOだ!!」

 

 

会場にどよめきが走る。

 

「YESの諸君、君達は自分達の答えに自信があ るかー!!」

 

「オオーッ!!」

 

 

 

YESサイドで熱い声を張り だが胸の内では不安で仕方がない。

YESサイドが多く感じら れても大した救いになりはしない。

 

「NOの諸君、クイズ は多数決じゃない!俺達は、NOと言える若者だー!!

 

「オオーッ!!」

 

ロープを挟んだ向こう側からも熱い声が届いてくる。

 

「さあ起こせ、YES/NOコール!!」

 

福澤アナの言葉を合図にして一斉に始まるYES、NO入り乱れた 叫び声。全員が注視する中、聖火台から吹き出したのは・・・

 

 

 

赤い炎・・・!!

 

 


・・・!

 

 

瞳に映ったのは赤く燃え盛る炎。

 

「赤だ・・・」古賀の肩が落ちた。

 

・・・これで終わりか。聖火台を見つめる川越クイ研。

 

 

 

と、その瞬間皆の眼に、炎に続いて青い光が飛び込んだ。

 

 

 

「正解はYESだー!!」

 

 

風に煽られて宙にきらめく青いテープの向こう側から福澤アナの声が届いてくる。

 

途 端にあがるYESサイドの歓声。

「よっしゃー!!」

と、クイ中達は叫び、麦わら帽の中村チームやチアリーダーの吉田チームは抱き合い、背にアキラの字を躍らせた伊藤チームの 笑顔はカメラに収められている・・・。

 

川越クイ研、第一問突破。

 

 
「もうさあ、なんでもいいから早く進行してくれー。」

 

心配されていた雨がついに降りだし、ぼやきも聞こえてくるYESサイド。

ステージ上では中京TVの板谷アナと福澤アナが敗者復活をめぐって何やらしゃべっている。

強くなっていく雨の中、かっぱを出す用意のいい者もいる川越クイ研。

カバンの中に入っていた川越高掃除ロッカーに備え付けののゴミ袋を、さらになぜか入っていたはさみを使って切り開いて蓑のように被る、用意がいのか悪いのかよくわからない者もあらわれる。

 

そして、そんな中でも一問もはずせない非情なY/Nクイズは続いていく・・・。

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